「世界一のホームラン王は?」

「世界一のホームラン王は?」

2021年1月22日、ハンク・アーロンさん(享年86)が死去されたと報じられました。

昔、ハンク・アーロンの755本、ベーブ・ルースの714本がダントツの世界Top2で、それを王貞治が追い越すときの盛り上がりを覚えています。
その後、王貞治は868本までホームラン数を伸ばしました。
現在、どの選手の何本が世界一なんでしょうか?

世界の野球リーグ

まずは、世界の野球リーグですが、これまでのWBCの成績からして、以下を対象としてみます。
・ MLB(アメリカ合衆国)
・ NPB(日本)
・ KBOリーグ(韓国)
・ セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル(キューバ)
・ リーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ロベルト・クレメンテ(プエルトリコ)
・ リーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(ドミニカ共和国)

キューバはシーズン最多本塁打は36本なので、通算本数もそれほどにはならないかと…、プエルトリコは参加5チーム、ドミニカは冬にだけ行われるウィンターリーグで参加6チームなので試合数も少ないかと…。
(正確には、スペイン語とか、英語とか、が読み切れなかったんですが…。)

MLB(アメリカ)・NPB(日本)・KBO(韓国)のホームランTop3

そこで、MLB、NPB、KBOのTop3は以下の表です。(2020シーズン終了時点)

リーグ 順位 選手 本数
MLB 1 バリー・ボンズ 762
  2 ハンク・アーロン 755
  3 ベーブ・ルース 714
NPB 1 王貞治 868
  2 野村克也 657
  3 門田博光 567
KBO 1 イ・スンヨプ 467
  2 チェ・ジヨン 368
  3 ヤン・ジュンヒョク 351

世界一の本塁王の考察

さて、ここで、イ・スンヨプはKBOのサムスンから、NPBの千葉ロッテ、巨人、オリックスを経て、サムスンに戻って引退していることに気付きます。その中、NPBでは159本のホームランを打っているので、合計では626本で、世界10位にランクされることになります。
また、このようなケースでは、通常、公式戦だけが対象ですが、オープン戦、オールスター、ワールドシリーズ、日本シリーズのようなチャンピオンシップなども入れると、王貞治は1032本のホームランを記録しています。
さらに、少なくとも記録の残っている学生時代も…と考えると、ちょっと調査・確定は不可能かな!?
それだったら、ひょっとすると世界一のホームランバッターが草野球選手の中にいるのかも!?

ハンク・アーロンさんは、ホームランがピックアップされることがほとんどですが、通算安打数もピート・ローズ、タイ・カップに続くMLB3位の3771本です。足も速く、1963年には、トリプルスリー(44本塁打・31盗塁・打率.319)を達成しています。
私は、プロ野球選手引退後定番路線のコーチ、監督など指導者をやられないことを疑問に思っていました。王さんと世界少年野球大会を提唱したことなど、野球の普及や育成、発展が宿命と認識されていたのかなと思います。
そして、王さんへのリスペクト、ドーピングへの反対などのエピソードから公明正大なジェントルマンだったのだと思います。